執筆者
ふじい眼科
院長藤井 誠一郎
専門医・認定資格
- 日本眼科学会認定 眼科専門医
- ボツリヌス治療認定医
- オルソケラトロジー認定医
- 日本眼科学会 CTR(水晶体嚢拡張リング)認定医
- 日本眼科学会認定 屈折矯正手術講習会修了
- 難病指定医
所属学会
- 日本眼科学会
- 日本眼科手術学会
- 日本臨床眼科学会
- 大阪府眼科医会
網膜は、眼の奥にある薄い膜状の組織で、カメラで例えるとフィルムに相当する部分です。
外から入ってきた光は網膜で受け取られ、電気信号に変換されて脳に伝えられます。私たちが「見る」ことができるのは、網膜が正常に機能しているおかげです。
網膜に病気が起こると、視力低下やものが歪んで見える、視野が欠けるなどの症状が現れます。
網膜の病気の中には、放置すると視力を大きく損なうものもあるため、早期発見・早期治療が大切です。
四條畷市・忍ケ丘駅にあるふじい眼科では、網膜の病気を早期に発見するために、充実した検査機器を導入しています。
散瞳(瞳を広げる目薬)を使わずに、網膜の広い範囲を一度に撮影できます。
網膜の周辺部まで観察でき、病変の早期発見に役立ちます。
網膜の断面を詳細に撮影し、肉眼では見えない微細な変化を確認できます。
黄斑部の病気の診断や経過観察に欠かせない検査です。
黄斑上膜は、網膜の中心部である黄斑の表面に薄い膜が張ってしまう病気です。「黄斑前膜」とも呼ばれます。
加齢に伴って起こることが多く、50歳以上の方に見られます。
初期には自覚症状がないことも多く、健康診断や他の病気の検査で偶然見つかることもあります。
黄斑上膜の進行は一般的にゆっくりですが、膜が厚くなったり収縮したりすると、網膜にしわができて歪みや視力低下が強くなります。
自然に改善することはほとんどありません。
軽度で症状がない場合は、経過観察を行います。視力低下や歪みが強くなった場合は、膜を取り除く手術(硝子体手術)が必要になることがあります。手術が必要と判断された場合は、適切な医療機関をご紹介いたします。
網膜細動脈瘤は、網膜の細い動脈にこぶ(動脈瘤)ができる病気です。
高血圧や動脈硬化が原因となることが多く、高齢の女性に比較的多く見られます。動脈瘤が破裂すると、網膜や硝子体に出血を起こします。
出血が黄斑部に及ぶと、視力への影響が大きくなります。
出血が少量であれば自然に吸収されることもありますが、出血量が多い場合や黄斑部に影響がある場合は、視力回復に時間がかかったり、後遺症が残ったりすることがあります。
加齢黄斑変性は、加齢に伴い黄斑が傷んでしまう病気です。
網膜の下に異常な血管(新生血管)ができる「滲出型」では、急激な視力低下を起こすことがあります。
当院では、加齢黄斑変性に対して抗VEGF硝子体注射による治療を行っております。詳しくは下記のページをご覧ください。
網膜剥離は、網膜が眼底から剥がれてしまう病気です。網膜に穴や裂け目(網膜裂孔)ができ、そこから液体が入り込んで網膜が浮き上がることで起こります。放置すると失明に至る可能性がある、緊急性の高い病気です。
網膜剥離は、時間とともに剥離の範囲が広がっていきます。剥離が黄斑部に及ぶと、視力への影響が非常に大きくなります。
早期発見・早期治療が極めて重要です。
網膜裂孔の段階で発見できれば、レーザー治療で進行を防げることがあります。
すでに網膜剥離が起きている場合は、手術が必要です。手術が必要と判断された場合は、速やかに適切な医療機関をご紹介いたします。
網膜静脈閉塞症は、網膜の静脈が詰まって血流が悪くなる病気です。
高血圧、糖尿病、動脈硬化などがリスク要因となります。詰まる場所によって「網膜中心静脈閉塞症」と「網膜静脈分枝閉塞症」に分けられます。
血流が悪くなることで網膜に出血やむくみが生じ、視力低下を引き起こします。
黄斑部にむくみ(黄斑浮腫)が生じると、視力への影響が大きくなります。また、進行すると新生血管ができ、さらなる出血を起こすことがあります。
黄斑浮腫に対しては抗VEGF硝子体注射が有効です。
また、新生血管の発生を予防するためにレーザー治療を行うこともあります。
当院では、抗VEGF注射およびレーザー治療に対応しております。
Fujii Eye Clinic